製薬会社ファイザーの創業者「チャールズ・ファイザー」

ファイザー製薬の歴史について

日本でも多くの薬品が使用されている「ファイザー製薬」ですが、現在のところ製薬会社として世界売上第1位となっています。

ファイザー製薬の本社は米国にあり、1849年の創業以来米国を中心に数多くの薬品を開発し流通させてきました。

特に創業当時には米国内で南北戦争という非常に大きな戦争があったこともあり、薬品関連は非常に多くの売上を上げており特に北軍の医薬品はファイザー製薬によって製造されてきたということも伝えられています。

現在でこそ巨大な企業となっているファイザー製薬ですが、もともとはチャールズ・ファイザーとチャールズ・エアハルトという二人のチャールズによって作られた会社です。

この二人はいとこ同士の関係にあり、新事業を立ち上げるという共通の夢を抱いてともにドイツから移住してきたという過去を持っています。

ドイツにいた頃にはチャールズ・ファイザーは薬剤師見習いとして働いており、一方のチャールズ・エアハルトは製菓職人という全く異なる職業についていました。

会社を立ち上げた頃には化学会社「チャールズ・ファイザー・アンド・カンパニー」という名称でしたが、その後積極的に新薬開発や企業買収をしていったことにより、どんどん会社を大きくしていくことに成功をしました。

飽くなき挑戦こそがファイザー製薬の特徴

日本においてファイザー製薬が最も有名になったのは、おそらく「バイアグラ」の登場からでしょう。

バイアグラ

バイアグラはファイザー製薬の商品名であり、もともとは「勃起不全薬クエン酸シルデナフィル」という名称で開発をされてきた薬品でした。

ファイザー製薬はそれ以前からも抗うつ薬の「ゾロフト」や抗炎症剤「セレブレックス」といったニーズの高い薬品技術を持つ企業を繰り返し買収しており、こうした新薬の会社をまるごと買収して巨大化するという企業手法を最初に行った企業となっています。