薬剤師は女性にもおすすめ

資格を生かしてできるので女性におすすめ

薬剤師は医療関連の資格の中でも特に女性に人気が高いという特徴があります。

実際、現在薬剤師の免許を取得している人の割合を見てみると約7割は女性であるとされています。

女性

薬学の分野においては化学の学習が必須となるのでなんとなく理系のイメージがありますが、そうした分野を得意とする女性の多くが薬学の仕事を選んでいるということでしょう。

つまり薬剤師として就職をする場合、同じ職場に女性が多くなるということでもあります。

数多くいる女性薬剤師のために「日本女性薬剤師会」といったグループが存在するなど、女性として薬剤師の仕事をしていくときに便利な支援を受けることもできます。

女性薬剤師会では定期的に新薬のセミナーを行ったり、その他薬剤師の転職や開業といったときに必要になることを学べる講習会が開催されていたりします。

何よりも同じ仕事をする女性同士で悩みの交換ができるというのが嬉しい点です。

看護師と薬剤師のどちらが有利か

同じ医療系資格で女性が多い仕事に看護師があります。

看護師もまた就職に有利であり、女性の仕事としては高い給与水準であることで知られています。

これから看護師と薬剤師のいずれかの資格を得たいと考えるなら、それぞれの仕事の内容から比較をしてみるのがよいでしょう。

薬剤師と看護師の仕事の大きな違いは勤務時間の違いにあります。

看護師の場合には若い時期の病棟勤務は避けがたい業務となっており、夜勤やシフトを嫌って病院勤務をしないように希望する看護師も多くいます。

同じ病院勤務でも薬剤師の場合は24時間常駐をしなければいけないということはまず滅多にないため、連勤や夜型の生活などを避けることができます。

逆に言えば夜勤による手当がつく業務ができないため、その分給与が低めになってしまうということも考えられます。

また看護師の場合最短で資格を得ようとすると高校卒業から養成学校に進むことで3年で正看護師が取得できますが、薬剤師の場合は大学で6年の課程をへなければいけません。

実習による費用も薬学部の方がはるかに高めになるため、資格を取得するまでの道のりは相当長いと覚悟をしておかなければならないでしょう。

どちらがよいというよりも自分のライフスタイルや働き方から資格を選ぶのがよいと言えます。

求人数も多く復職がしやすい

薬剤師の資格が女性に人気となっているもう一つの理由は、求人数が全体的に少なく売り手市場であることから、妊娠や出産により一時的に退職をしても復職先を見つけやすいということがあります。

薬剤師の職場は病院のほか、全国にあるチェーン系や個人の調剤薬局、ドラッグストア、または製薬会社など数多くあり、仕事をする上での待遇もかなりさまざまになっています。

パートタイムなどで時間や曜日を区切って働くこともできやすく、収入よりも時間を大切にしたいという人にとっても大変便利です。

また結婚をしたあとに夫など家族が転勤をどうしてもしなくてはいけないような仕事についても、全国どこでも通用する薬剤師の資格はとても便利に使うことができます。

家庭や自分の生活を大切にしつつ、社会的意義のある仕事をすることができる薬剤師の仕事はまさに女性が自己実現をしながら生活をしていくためにはとても便利といえるでしょう。