薬剤師として独立したい人

独立するために

薬剤師として働いており、将来独立したいなら、漠然と考えているだけでは実現しません。
まずは、今の職場で一番にならなければいけません。
服薬指導や調剤に関して、薬剤師なら誰でも出来る仕事ですが、一番を極めると言うのは難しいものです。
単純な作業ではありますが、単純だからこそ手を抜いても出来てしまい、極めるのは意識して仕事を行っていかないと難しいのです。

また時間を効率よくコントロールするためにも、手帳を持ちましょう。
これはお薬手帳ではなくビジネス手帳です。
そして1日の行動スケジュールを記入して管理し、手帳によって時間をコントロールするのです。
独立すれば自分で全て行わないといけませんので、時間管理はとても大切です。

数字に強くなる

処方箋

独立すれば経営管理も求められます。
薬の添付文書を読む、経営者として損益計算書や給与明細書なども作成しないといけません。
経営関係書類は税理士などにも依頼できますが、自分で出来るようになって損はありません。

経営するようになれば、給与管理、さらには消耗品管理も行わねばならず、最初のうちは全てあなたが行うことが多いです。
これらも書類を作成し、管理していかなければならないので、数字で管理できる必要があります。
経営者としての素質を身につけるなら、簿記3級などの資格をとっておいた方がよいでしょう。
独立すると、どのような書類を作るのかなども調べておいても良いでしょう。

目標を立てる

独立したいなら、何年の何月何日に独立すると目標を立てるべきです。
人は生きながら目標に向かって毎日進みます。
しかし多くの人は漠然とした目標はあっても、そこまでの計画はありません。
そのために、目標点から大きく外れ右に左にとふらふら大きく逸れながら、その振れ幅を次第に小さくして目標に到達します。

多くの人は計画がないために、大きく目標から外れ、時には踏み外したりします。
目標に一直線に向かうためにも、いつ独立するのか、そしてそのためにはどのように何をしていくのかを計画していくべきです。
いますぐいつ独立すると宣言しても良いですが、もちろん独立するには何が必要かわからないと、計画の立てようもありませんので、まずは調べることから始めます。

また経営者として人の上に立つなら、人に慕われるような気質も求められます。
時には部下を叱咤激励することがあっても、部下や仲間のことを思いやって仕事をしていくことも大切であり、これは薬剤師として働く時から、その薬局で身につけていけるスキルです。
人から慕われる人材になること、さらには経営者としての視点も独立するのには必要となってきます。
社員がついてこないと独立しても、上手く経営が立ち回らなくなってしまうのです。